10年ぶりにピアノを再開


こんにちは。
今田覚です。
約10年前に手放したピアノが帰ってきました。
(厳密には買い直しました)
実は、10年前に作曲家を辞め、ピアノもギターも楽譜も全て「手放し」ていたんです。
正直、「もう、音楽をすることはないかも」と思いましたが、本当は、ずっとピアノをやりたかった。
奇跡のきっかけ

実は、とあるコミュニティの経営者の方々から、「バンド結成しようと思うんだけど、こんちゃん、ピアノやらない?」とバンドのお誘いを受けていました。
そして、そのバンド結成の理由は、長年お世話になっている経営者さんへ「感謝の気持ち」を伝えるために「みんなで生演奏してお礼を伝えよう」という企画だったんです。
でも、僕はこう思いました。
「どう考えても時間がない」

正直、仕事がめちゃくちゃ忙しいし、新規事業の立ち上げもしているし、「どう考えても時間がない」と思って、断ろうとしていたんです。
「物理的に不可能」「時間リソース的に不可能」だと思っていました。
なぜなら、10年のブランクがある上に、演奏を控えているのが約3週間半後だったからです。
しかも、それだけではありません。
「電子ピアノを購入するとこからスタート…」

どうしよう…。
時間はどう考えてもない。
でも、実際のところ、僕の本心は、ピアノをやりたかったんです。
本当は、あの頃のようにピアノやギターを買って、弾き語りもしたいし、作曲もどんどん再開していきたい。
でも、毎回僕の中で出てくる「壁」ものは、いつもこれでした。
「そんな暇ない」
「時間がない」
「余裕がない」
同時に、僕は悟りました。
毎年、10年間、同じことを言っているので、このままだと、おそらく永遠に時間ができることはないと思いました。笑
「準備ができたら」なんて、基本的には一生やってこない。
それなら、実際に弾けるかどうか、バンド演奏ライブで成功するかどうか、時間が本当に生み出せるかどうかなんて、正直わかりませんでしたし、めちゃくちゃ怖かったのですが…
僕は「YES」と言って、バンドに加わることにしました。
「ぜひ、僕で良ければピアノやらせてください」
急いで吉祥寺の島村楽器にピアノを購入しに…

いつもお世話になっている吉祥寺のスタバの近くにある、島村楽器にピアノを見に行きました。
そしたら、びっくりしたのですが、ピアノは、自宅に届くまでに、1週間以上かかるとのことでした(汗)
な、なんだと!?
僕は、店員さんへの交渉を始めました。
僕:「もっと早く届くように、どうにかなりませんかね?」
店員:「うーん…それはちょっと難しいですね…」
僕:「どうしても、無理ですか?」
店員:「うーん…無理です…」
店員さんは、困った顔をしました。
でも、僕は、どうにかなるんじゃないかと確信していました。
(厳密には、何がなんでも絶対どうにかするというマインドでした。笑)
たとえ、交渉がうまくいかなかったとしても、他で探すつもりでした。
基本的に、営業さんというのは、購入するかどうかの有無がわかっていると、動いてくれます。
どうしても早く練習したかったので、店員さんに、次のように「アピール」しました。
僕:「来週の月曜日までに届くなら、購入すると約束します🥺」
すると、店員さんはこう答えました。
店員:「配送業者に連絡をしますので、お待ちください🫡」
(最初から確認してくれwww)心の声
ついに、ピアノ購入

ついに、自宅に届きました。
そしたら、不思議なことが起きたんです。
「時間がない」と思っていたことは、圧倒的な「幻想」で、めちゃくちゃ時間が作れたんです。
✔️仕事もやり切る
✔️音楽もやり切る
✔️プライベートもやり切る
「全部諦めない」
と「決める」ことで、逆に仕事も「1.5倍」の量をこなすことができ、毎日ピアノも練習することができて、プライベートも充実したんです。さらに、運動も週2回、フィットネスに行って健康的な生活を送れました。
「どう考えても時間がない」
というのは、“大いなる幻想”だったんです。
むしろ逆に、めちゃくちゃ練習できました。
今までが、非効率的な仕事の仕方だったことに、気付いたり、もっと上手く、そして早くできる仕事の方法が見つかったり、いろんな場面で、気付きが起きて、現実が動き出しました。
無理をしているとか、歯を食いしばっているとか、気合いでどうにかしようとか、そんなものは一切ありませんでした。ストレスどころか、パワーが湧いてくる感覚でした。

結果、バンド演奏は成功しました。
感謝の気持ちを、生演奏と歌で、とある経営者さんに想いをぶつけたら、号泣していただけました。
正直、たくさんミスりました。
めっちゃ鍵盤間違えました。
でも、それでいいんです。
ただ、やりきりました。
結果、バンド演奏は大成功でした


ほぼ、音楽初心者の集まりですが、3週間で何とかなりました。
僕は、バンドの加入に対して、いくらでも、断れるだけの「正当な理由」や「正当な言い訳」を用意することもできました。
吉祥寺で、電子ピアノがすぐに届かないと知って、諦めることもできました。
なぜなら、時間もないし、余裕もなかったから。
でも、僕は、そうはしませんでした。
「◯◯ができたらいつかやろう」というのは、永遠にやってこないことを思い出したからです。
「いつか」はやってこない

僕は元々、作曲家になる前に、「もっとピアノを練習して、上手になってからコンペに応募しよう」と思っていましたが、それは、高校の時から思っていました。結局それを7年間ひきづっていたので、「これだと一生応募しない」ということに気づいたんです。
ですので、条件状況とか、能力やスキルに関わらず、とにかくコンペに応募して今すぐ突っ込む重要性を当時学びました。
「いつか」は存在しません。
あるのは「今」だけなんです。
「今この瞬間、とにかくやってみる」

結果はどうであれば、「今この瞬間、とにかくやってみる」ことで現実が動き出しました。
僕がマーケティング・コンサルタントとしての天職に移行する時も、「3年間学び切ってからやろう」とか「お金ができたら起業しよう」と思っていたら、きっと、一生やってこなかったと思います。
そうではなく「今この瞬間、やりたいからとにかく突き進む」ということを、意識してやってきたことを思い出しました。
「できると思うからやる」という安全安心なリスクのないコンフォートゾーンの行動だと、人生はあまり変わりません。
でも、「できるかわからないし、どうなるかわからないけど、とにかくやり切る」という、怖れを持ちながらも「勇気」の意識レベルで突っ込んだほうが、人間本来の100%の力を発揮することができ、エネルギーとしてはパワフルです。
ストレッチゾーンに飛び込む能力・スキルが人生を激変させる

「時間ができたらやろう」
「余裕ができたらやろう」
「◯◯になったら、やろう」
もしかしたら、このブログを見ているあなたも、僕と同じように「条件状況」で、本当にやりたいことを、「保留」にしていたりしませんか?
コンフォートゾーン(安心領域)の行動は、今までと同じような行動なので、結局同じような人生の世界線を歩みますが、ストレッチゾーン(緊張領域)の行動は、今までとは違う行動が多いので、インパクトをもたらしてくれます。
ストレッチゾーンの行動は、人生を激変させてくれます。
何でもそうですが、「やり切る」と”決める“ことで、現実は動き出します。
あなたにも、この「ストレッチゾーンの威力」を知って欲しいと思って、今回、僕の体験談をお話しさせていただきました。
このお話は、ピアノに関わらず、経営全般にも同じことが言えます。
今までと同じことをしていても、今までと同じ結果しか起きません。
人生激変の法則、それは、ストレッチゾーンの行動です。
これを日々、実践するだけで、きっと1年後は「全く別の風景」が見えていますよ。
ぜひ、あなたも「ぴん」と来たら、ストレッチゾーンの行動を意識してやってみてください(^^)
マジで、人生激変しますよ。
株式会社KONDA
今田覚