お客様の心に届くLPの作り方|ネイルサロン経営に必要な「ペルソナの明確化」×「共感コピー」

こんにちは(^^)
今田覚です。
今日は、あるネイルサロンオーナーさんとのセッションで生まれた「LPが伝わるようになる改善法」をお話しします。
LP(ランディングページ)づくりで最も大切なのは、デザインではなく“心”です。テクニックや文字量よりも、「誰に・どんな気持ちで伝えるか」が整うことで、言葉は自然と人の心に届くようになります。
僕が出会ったあるオーナーさんも、そんな“心の整え方”を通じてLPの反応率を劇的に変えた方でした。
LPが伝わらない3つの原因と改善のヒント

彼女はLPを新しく作り変えたばかりでした。写真も綺麗で、デザインも完成度が高い。けれど、なぜかLINE登録や予約が増えない。
実際に拝見してみると、よくある3つの原因がありました。
- ペルソナが曖昧で、誰に話しているのかが伝わらない
- キャッチコピーが技術寄りで、感情が抜けている
- ページ全体に「自分ごと感」が欠けている
どれも一見、細かな違いのようでいて、実は結果を大きく左右します。LPは“誰の心に届くか”で反応が決まるものです。だからこそ、まずは「誰のために書くのか」を明確にすることが何よりも大切なんです。
ネイルサロンLPのペルソナを明確にする方法

LPを改善する第一歩は、「理想の読者を一人に絞る」こと。
オーナーさんは、ペルソナをこう整理しました。
「40代の女性で、子育ても仕事も一段落し、自分の時間を取り戻し始めた方。長年、家族を優先してきたけれど、自分の爪を見るたびに“昔はもっと綺麗だったな”と感じている。」
この一人の物語が明確になった瞬間、LP全体の方向性が変わりました。見出しの言葉、写真の雰囲気、文章のリズム、すべてがその女性に寄り添うトーンに整っていったのです。
とくに、現状「予約がない」「今月の売上がやばい」「スタッフの枠が埋まらない」と焦っている間は、中々ペルソナの気持ちを汲み取ることを忘れて、自分自身のサービスの良さばかりをアピールしたくなったりします。
その気持ち、わかります。
でも、そんな時だからこそ、「寄り添いの気持ち」を忘れずに、冷静に「愛」を思い出して、文章を考えていきたいですね。
共感コピーで“私のことだ”と思っていただく言葉の作り方

多くのLPが失敗する理由の一つは、「説明」になっていることです。お客様が心を動かされるのは、”説明”ではなく“共感”です。
「私の気持ちをわかってくれている」
そう思った瞬間、人は行動したくなります。
よくある「予約がないLPの共通点」は、実はネイルサロン初心者さんに来て欲しいと頭では思いながらも、言葉では「フォルム形成」「フィルイン専門店」「パラジェル登録サロン」などの専門用語が多いことが原因だったりします。
今回、オーナーさんと一緒に考えたコピー(文章)はこうでした。
「40代からの初めてのネイルサロン」
「40代になってからだと、余計にネイルサロンはハードルが高くて行きづらくなりますよね。私もそうでした。」
「短い爪・弱い爪・二枚爪で爪が伸ばせない…という方こそ、実はネイルがおすすめの理由」
など、実はシンプルが一番なんです。この一文がLPに入った瞬間、ページ全体がまるで「呼吸を始めた」ように感じました。
数字よりも先に、ページに“温度”が生まれる。
これが共感コピーの力です。
ペルソナに響くLP文章・言葉選びのコツ

40代・50代の女性がネイルサロンに対して感じるのは、「若い人の場所」という心理的ハードルです。
その不安を解くために必要なのは、専門用語よりもやさしい表現です。
たとえば、
「フォルム形成」→「爪の形を丁寧に整えます」
「フィルイン」→「地爪を削りすぎず、爪を守る方法です」
言葉を一つ変えるだけで、ページの印象は大きく変わります。
読者にとっての“安心”は、難しい言葉ではなく、自分にも理解できるやさしい言葉の中にあります。
LP改善で大切なのは「構成」より「心に触れる設計」
多くの人が「どう構成すれば反応が上がるか」を気にします。
けれど本当に大切なのは、「どんな気持ちで伝えるか」です。
今回のオーナーさんも、最初は“伝え方”に悩んでいました。でも、ペルソナが欲しいのは「上手い伝え方」ではなく「寄り添い」です。その寄り添って欲しい「気持ち」を明確にしたことで、自然と構成が整っていきました。
心を込めて伝えようとすれば、構成は自ずとシンプルになります。お客様の不安 → 共感 → 希望 → 信頼 → 行動、この流れさえ守れば十分なのです。大丈夫。難しく考えなくてOK。
ペルソナを決めるとLPの言葉が自然に整う理由
経営で成功するサロンは、ペルソナを一人に絞りますが、低迷しているサロンは、全部を伝えようとしています。
「伝えたいこと」が絞られることによって、レーザービームのように、真っ直ぐペルソナに伝わります。結果として、余計な説明が減り、言葉が澄んでいきます。
たとえば、「どんなジェルを使うか」よりも、「どうしてこのジェルを選んだのか」を語る方が心に響きます。それは、技術よりも“想い”の部分が読者を動かすからです。
LPを整えるとは、単に文面を直すことではなく、自分の意識を整える作業でもあります。
意識の経営が「LP改善」を成功に導く理由
「LP」は「鏡」のようなものです。発信者の意識が、ページの中にそのまま反映されます。
「売るために作るLP」は、どこか冷たく感じます。でも、「お客様に安心してほしいLP」は、自然と温かく伝わる。
これが“意識の経営”の力です。
確かに、Do(やり方・テクニック・伝え方・技術)」も大切です。
でも、それよりも成果をもたらすLPの作り方は、Be(在り方・捉え方・意識・マインド)からスタートすると考えています。
意識を変えるだけで、ページの波動が変わり、集まるお客様の質も変わっていきます。
【成功事例】40代女性がネイルデビューを決意したLPの作り方
リニューアル後、オーナーさんから嬉しい報告が届きました。
「初めてのネイルで少し緊張したけど、ページを見て“ここなら安心できそう”と思えました。」
このお客様は、以前からInstagramでサロンを見ていたそうですが、以前のLPは「若い人向け」に感じていたため、予約まで踏み出せなかったとのこと。
新しいLPを見て、“自分のためのページだ”と感じ、初めて予約を入れてくださったそうです。わずか一文の変更が「行動を変える力」を持っているのです。
共感コピーがリピート率を高める理由
リピート率を上げる最大の要因は、「共感の継続」です。
一度共感してもらえたら、次はその信頼を育てていくこと。
共感コピーは“初回のきっかけ”であり、“継続のエネルギー”でもあります。
人は理解されると安心し、安心するとまた戻ってきます。
だからこそ、共感コピーは短期的な集客ではなく、長期的な関係構築の言葉なんです。
ペルソナ設計は売上より“愛の経営”を叶える羅針盤
ペルソナ設計とは、「売上のための戦略」ではなく「愛の方向性」です。誰の幸せを最優先にするかを明確にすることで、ブランディングも自然に整います。
“数字を追う経営”から“愛で導く経営”への移行が鍵であり、LP改善は、その転換点にあります。
お客様に「あなたの言葉で安心できた」と言ってもらえる瞬間、経営の本質が“売ること”から“愛を循環させること”へと変わります。
最後に今田覚からメッセージ:LPやペルソナ設計は寄り添いのためのツール

LPは、ただの集客ツールではありません。
それは“あなたの想いを可視化する鏡”です。
ペルソナを明確にし、心から寄り添う言葉を選ぶことで、ページは単なる広告ではなく「愛のメッセージ」になります。
僕が関わってきた多くのサロンオーナーさんは、このプロセスを通じて、自分自身の在り方をも見つめ直してきました。
技術や価格の差ではなく、どれだけ心を込めて言葉を選べるか。そこに、愛から生まれるマーケティングの真髄があります。
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