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スタッフ教育とサロン運営の最適化|リピート率を上げるメニュー設計で“続く経営”をつくる

スタッフ教育とサロン運営の最適化|リピート率を上げるメニュー設計で“続く経営”をつくる
スタッフ教育とサロン運営の最適化|リピート率を上げるメニュー設計で“続く経営”をつくる

こんにちは。今田です(^^)

今日の記事では、「スタッフ教育とサロン運営の最適化」についてお話しします。さらに、「リピート率を上げるメニュー設計の方法」や、安定したサロン経営を実現するための具体的な仕組みづくりについてもお話ししていきますね。ぜひ最後まで読んでみてください。

スタッフ教育で生まれる“信頼の循環”|チームが動くサロン運営の鍵

スタッフ教育とサロン運営の最適化|リピート率を上げるメニュー設計で“続く経営”をつくる

美容サロン経営の成長は、技術だけでは続きません。

スタッフ一人ひとりが“信頼の循環”の中で動ける仕組みを整えることが、安定経営の基盤になります。今回の対話では、店舗拡大やスタッフ教育を進める中で、当社クライアントが直面した課題と、その解決への気づきが共有されました。

個の力に頼らないチーム運営をつくる

個の力に頼らないチーム運営をつくる

2店舗体制を経験した彼女がまず感じたのは、「自分がいないと回らない現場」の限界でした。スタッフの人数やシフトが増えるにつれ、管理の煩雑さや予約枠の調整ミスなど、オーナー一人では抱えきれない領域が広がっていきます。ここで重要なのは、仕組みを“人”ではなく“チーム”で動かす設計に変えることです。

Googleカレンダーを活用してスタッフの予定を色分けするなどの工夫は、現場の見える化を支えています。しかし人数が増えるほど、情報が重なりすぎて見えにくくなるものです。

僕が指摘したのは、「自動化に頼りすぎず、コミュニケーションの質を高める」という点でした。確かに、自動化は大切で、経営を楽にしてくれるものです。でも、予約が自動で埋まる仕組みよりも、“人のやり取り”が発生する予約導線の方が、実はお客様との信頼関係を育てるものです。

お客様と直接つながる“手動予約”の強さ

ホットペッパーもそうですが、エルメやUTAGEなど、何かしらの予約機能を使うと、予約枠がない場合には「もう取れない(お問い合わせすらない)」という現象が起きます。

なので、そのような場合は、あえて手動にしてお問い合わせをもらう設計に変えるだけで予約率が上がることが少なくありません。例えば、「まずはご予約のご希望をお教えください」と促すことで、自然なコミュニケーションが生まれ、予約につながる確率が上がります。

デジタルより“人”を中心にした運営も導入できると、もちろん手間は増えますが、AIの時代だからこそ「本当の人とのコミュニケーション」でエネルギーを提供できます。さらにスタッフが自ら考え、臨機応変に動けるチームへと変化していきます。

信頼のベースは“効率化”ではなく、“関わり合い”の中にある、それがスタッフ教育の本質なのです。

リピート率を上げるメニュー設計|“通い続けたくなる理由”をつくる

リピート率を上げるメニュー設計|“通い続けたくなる理由”をつくる

経営が安定するサロンには、必ず「リピートの仕組み」があります。新規顧客の集客ももちろん大切ですが、固定客が支えるサロンこそ長く愛されるのです。ここで鍵になるのが、「メニュー設計」と「次回予約導線」。

コース終了後に“次がある”メニューを設計する

多くのサロンが抱える課題のひとつに、「コース終了後のお客様が離れてしまう」というものがあります。そこで今田が提案したのは、“コースを終了した(卒業した)方だけの特別メニュー”を用意すること。

例えば「自爪育成コース」や「最強のネイルケアコース」などを終えたお客様だけが受けられる特別メニューを設けることで、

  • 通い続ける理由ができる
  • 価格の納得感が生まれる
  • オーナー側も提案しやすくなる

という効果が生まれます。お客様は「また新しい価値を受け取れる」と感じ、自然と継続へつながるのです。

次回予約を促す“心の設計”

さらに、来店時に次の予約を決めた方へポイント付与や割引特典を設けるなど、“その場で決めたくなる仕組み”も有効です。予約を「義務」ではなく「楽しみ」に変える設計が、リピート率を高める鍵になります。

このとき大切なのは、言葉の伝え方。たとえば「次回の予約をお願いします」ではなく、

「次にお越しいただく時期を一緒に決めておくと、よりきれいな状態を保てますよ」
というように、お客様の未来を見据えた提案をすること。ここに“寄り添いのセールス”が生まれます。

スタッフ育成に必要なのは“技術”より“在り方”

スタッフ育成に必要なのは“技術”より“在り方”

サロンを動かすのは「人」。スタッフが安心して成長できる場を作るためには、技術以上に“関わり方”を教える教育が欠かせません

スタッフが辞めないチームの共通点

定着率の高いチームには、共通する特徴があります。それは、

  • 定期的な1on1対話がある
  • スタッフの“気持ち”に耳を傾けている
  • 評価よりも“承認”を重視している
    という点です。クライアントさんのサロンでは、チーフスタッフとの対話を通じて「ご新規を取らない働き方でも貢献できる仕組み」を見つけました。これこそが、“受け入れの経営”の実践です。

人は理解されたい存在です。リーダーが耳を傾ける姿勢を持つことで、スタッフは自ら動き出します。教育とは、指導ではなく信頼の投資。 その信頼の循環が、チーム全体のモチベーションを育てるのです。

デジタルと心のバランス|AIより“愛”がサロンを育てる

デジタルと心のバランス|AIより“愛”がサロンを育てる

近年は予約システムやAI分析ツールの導入も進んでいますが、最も大切なのは“現場に愛があるか”という視点です。AIは便利ですが、感情までは代替できません。スタッフ同士の声かけ、笑顔、お客様への小さな気配り。それが本当のブランディングにつながります。

技術で売るのではなく、パーソナリティで選ばれるサロンへ」への移行が大切です。スタッフそれぞれのストーリーが語れるチームは、他店が真似できない魅力を放ちます。

真の差別化は「パーソナリティ」にあります。

サロン運営を“続く形”に変えるために

スタッフ育成に必要なのは“技術”より“在り方”

サロン経営は、スピードより持続です。短期の集客やキャンペーンも効果的ですが、長く続く経営には“再現性のある流れ”が必要です。

そのためのポイントは3つ。

  1. スタッフが安心して働ける教育環境を整える
    感情に寄り添うマネジメントで、信頼を育てる。
  2. お客様が通い続ける理由をメニューに組み込む
    卒業後メニュー・次回予約特典などの継続導線を設計する。
  3. 数字だけでなく心の動きを見える化する
    口コミ・お客様の声・ビフォーアフターを活用し、“感動の記録”を積み上げる。

これらを整えることで、サロンは“管理で動く場所”から“信頼で動くチーム”へと変わっていきます。スタッフもお客様も心地よく関わり続けられる環境が、真の安定経営を生み出すのです。

【最後に】今田覚からメッセージ

株式会社KONDA代表取締役|今田覚

サロン経営には、いつも「」があります。思うように結果が出ない時期も、チームの空気が重くなる日もあると思います。でも、それは“成長のサイン”です。

失敗の裏には必ず新しい視点が眠っています

ピンチはチャンス。人との関係に向き合うたび、あなた自身の経営も深まります。信頼を育てるサロンは、一日にしてならず。けれど、今日の一歩が未来の安定をつくります。焦らずに、愛をもって歩んでいきましょう。

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